スイッチ上のポートの銅線テスト方法

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Updated: 2018 年 1 月 15 日

Document ID:SMB3317

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポートコンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版（リンクからアクセス可能）もあわせて参照することを推奨します。

スイッチ上のポートの銅線テスト方法

目的

このスイッチの銅テスト機能では、RJ45コネクタを介してポートがリンクアップできるかどうかがテストされます。また、Virtual Cable Tester（VCT；仮想ケーブルテスター）を使用してケーブルのパフォーマンスを確認することもできます。インターフェイスに問題がある場合は、そのインターフェイスに接続されているケーブルに対して診断テストを実行して、そのステータスを確認できます。この情報を参考にして、インターフェイスのトラブルシューティングを行う際に、より適切な判断を下すことができます。

VCTは、次の2種類のテストを実行します。

Time Domain Reflectometry(TDR)テクノロジーは、ポートに接続された銅ケーブルの品質と特性をテストします。最長140 mのケーブルをテストできます。これらの結果は、「銅テストページ」の「テスト結果」領域に表示されます。
デジタル信号処理(DSP)ベースのテストは、アクティブなXGリンクでケーブル長を測定するために実行されます。これらの結果は、「銅テストページ」の「詳細情報」領域に表示されます。このテストは、リンク速度が10 Gの場合にのみ実行できます。

この記事では、ギガビットイーサネット(GE)ポートでVCTによって実行される銅線ポートのテストのパフォーマンスについて説明します。

適用可能なデバイス

Sx200シリーズ
Sx250シリーズ
Sx300シリーズ
Sx350 シリーズ
SG350X シリーズ
Sx500 シリーズ
Sx550X シリーズ

[Software Version]

1.4.7.06 — Sx200、Sx300、Sx500
2.2.8.04 — Sx250、Sx350、SG350X、Sx550X

スイッチのポートの銅線テスト

銅線ポートテストを実行するための前提条件

テストを実行する前に、次の手順を実行します。

VCTを使用してケーブルをテストするときは、CAT6aデータケーブルを使用します。
（必須）スイッチのポートでShort Reachモードを無効にします。Short Reachがディセーブルの場合、基本的なケーブルテストの結果は正確です。スイッチのポートでShort Reach設定を設定する方法については、ここをクリックして手順を確認してください。
（オプション）Energy Efficient Ethernet(EEE)を無効にします。テスト対象のポートでEEEが無効になっている場合、高度なケーブルテストの結果は正確です。スイッチのポートでEEE設定を行う方法については、ここをクリックしてください。

重要：ポートはテスト時にDown状態に設定され、通信は中断されます。テストが終了すると、ポートはアップ状態に戻ります。スイッチのWebベースのユーティリティを実行するために使用しているポートでは、そのデバイスとの通信が中断されるため、銅線ポートテストを実行することはお勧めしません。

銅線ポートテストの実行

注：テスト結果の誤差の範囲は、高度なテストの場合は+/- 10、基本テストの場合は+/- 2です。

ステップ 1：スイッチのWebベースのユーティリティにログインし、Display ModeドロップダウンリストでAdvancedを選択します。

注：この例では、SG350X-48MPスイッチが使用されています。

注：Sx300またはSx500シリーズスイッチを使用している場合は、ステップ2に進んでください。

ステップ 2：スイッチのWebベースのユーティリティにログインし、Status and Statics > Diagnostics > Copper Testの順に選択します。

注：Sx200、Sx300、またはSx500シリーズスイッチがある場合は、Administration > Diagnostics > Copper Testの順に選択します。

ステップ 3：Port領域で、テストするポートを選択します。

注：この例では、ユニット2のポートGE4が選択されています。

注： Sx200、Sx250、Sx300シリーズスイッチなどの非スタッカブルスイッチがある場合は、ポートのみを選択してください。

ステップ 4：Copper Testをクリックします。

ステップ 5：メッセージが表示されたら、OKをクリックしてポートのシャットダウンを確定するか、Cancelをクリックしてテストを中止します。

「テスト結果」領域に次の情報が表示されます。

注：この例では、接続されているケーブルの一端が破損しています。

Last Update：ポートで最後にテストが実行された時刻。
「テスト結果」 – ケーブルテストの結果を表示します。次の値が使用できます。

- OK – ケーブルがテストに合格しました。

- No Cable：ケーブルがポートに接続されていません。

– オープンケーブル：ケーブルの一方の端だけが接続されます。

– ショートケーブル：ケーブルでショートが発生しています。

– 不明なテスト結果 – エラーが発生しました。

障害までの距離：ポートから障害が検出されたケーブル上の場所までの距離。
Operational Port Status：ポートがアップ状態かダウン状態かを表示します。

VCTをギガビットポートで実行すると、Advanced Information領域に次の情報が表示されます。

ケーブル長：ケーブル長の概算値を示します。
Pair：テスト中のケーブルワイヤペア。
Status：配線ペアのステータス。障害ステータスが赤色で表示されている場合は障害を示し、OKステータスが緑色で表示されている場合はケーブルが正常であることを示します。
「チャネル」 – ワイヤが直線か交差かを示すケーブルチャネル。
Polarity：ワイヤペアに対して自動極性検出と修正が有効になっているかどうかを示します。極性とは、ワイヤを経由するTX/RXを意味します。自動極性検出および自動補正により、すべてのRJ45ポートの配線エラーを自動調整できます。
ペアスキュー：導線ペア間の遅延の差。

次の例では、破損したケーブルが新しいケーブルに交換されています。