目次

概要

このドキュメントでは、Cisco Web セキュリティ アプライアンス(WSA)と Cisco ルータ間の Web Cache Communication Protocol (WCCP)のトラブルシューティングについて説明します。

WSA に関する FAQ: Cisco WSA と Cisco ルータ/スイッチ間の WCCP のトラブルシューティング

WCCP パケット リダイレクションが WSA と Cisco ルータ間で動作していない場合、まず最初に確認すべきなのが WSA 上の WCCP のログです。 デフォルトでは、WCCP のログ サブスクリプションは有効ではありません。 次の手順に従って、WCCP のログを有効にし、ログ レベルを変更します。

  1. WSA の CLI または GUI から、新しいログ サブスクリプションを作成します。
  2. ログの種類は [WCCP Module Logs] を選択します。
  3. ログ レベルは [Debug] を選択します。
  4. 変更を送信し、保存します。

ログが設定されると、WCCP の関連情報が WCCP のログで確認できるようになります。

問題が WSA 上の WCCP ログから特定できない場合、Cisco ルータ/スイッチからのさらなるトラブルシューティングが必要となる可能性があります。 WCCP 情報を表示するために Cisco ルータ/スイッチで実行できるコマンドを、次の表に示します。

ルータのコマンド

コマンド  結果
show ip wccp グローバルな WCCP 統計情報を表示します。
show ip wccp <service ID> すべての既知のコンテンツ エンジンに関する情報を表示します。 
show ip interface   Web キャッシュ リダイレクトがそのインターフェースでイネーブルになっているかどうかを表示します。
show ip wccp / show ip wccp <service ID>  リダイレクトされるパケットの数を表示します。
clear ip wccp show ip wccp および show ip wccp web-caches コマンドで表示されるカウンタをクリアします。


WCCP の Debug および Detail コマンド

 Debug コマンド  結果
show ip wccp web-cache detail 特定のサ ービス グループに対するキャッシュ サーバおよび WCCP ルータの統計情報を表示します。
show ip wccp <service ID> view  サービス グループ情報を表示します。
debug ip wccp events 重要な WCCP イベントの情報を表示します。
debug ip wccp packets ルータで送受信された各 WCCP パケットに関する情報を表示します。


デバッグ用の特別なコマンド(IP スプーフィングなど)

 コマンド  結果
show ip wccp <service ID> service  「detail」よりも多くのデータを表示します。 隠しコマンド

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