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アドバイザリーID : Cisco-SA-20150812-CVE-2015-4321
初公開日 : 2015-08-12 18:05
バージョン 1.0 : Final
CVSSスコア :
5.0
回避策 :
No Workarounds available
Cisco バグ ID : CSCuv60724
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco適応型セキュリティアプライアンス(ASA)のUnicast Reverse Path Forwarding(uRPF)機能の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がuRPF検証チェックをバイパスできる可能性があります。
この脆弱性は、IPアドレスがASAルーティングテーブル内にあり、内部インターフェイスに関連付けられている外部インターフェイスからのIPパケットがドロップされないという、不正なuRPF検証に起因します。攻撃者は、ドロップする必要があるサブネット範囲のASAにスプーフィングされたIPパケットを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はASAでのuRPF検証をバイパスでき、パケットが内部ネットワーク上で誤って転送される可能性があります。
シスコはこの脆弱性を確認していますが、ソフトウェアアップデートは提供されていません。
この脆弱性をエクスプロイトするには、ターゲットデバイスの外部インターフェイスでip verfiy reverse-path interfaceコマンドが設定されており、そのインターフェイスにデフォルトルートが設定されている必要があります。さらに、攻撃者は、スプーフィングされたIPパケットをデバイスに送信する前にパケットをドロップするように設定された、ターゲットデバイス上のサブネット範囲を知っている必要があります。
シスコはCVSSスコアを通じて、機能的なエクスプロイトコードが存在することを示していますが、このコードが一般に公開されることは確認されていません。
この脆弱性は、IPアドレスがASAルーティングテーブル内にあり、内部インターフェイスに関連付けられている外部インターフェイスからのIPパケットがドロップされないという、不正なuRPF検証に起因します。攻撃者は、ドロップする必要があるサブネット範囲のASAにスプーフィングされたIPパケットを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はASAでのuRPF検証をバイパスでき、パケットが内部ネットワーク上で誤って転送される可能性があります。
シスコはこの脆弱性を確認していますが、ソフトウェアアップデートは提供されていません。
この脆弱性をエクスプロイトするには、ターゲットデバイスの外部インターフェイスでip verfiy reverse-path interfaceコマンドが設定されており、そのインターフェイスにデフォルトルートが設定されている必要があります。さらに、攻撃者は、スプーフィングされたIPパケットをデバイスに送信する前にパケットをドロップするように設定された、ターゲットデバイス上のサブネット範囲を知っている必要があります。
シスコはCVSSスコアを通じて、機能的なエクスプロイトコードが存在することを示していますが、このコードが一般に公開されることは確認されていません。
該当製品
シスコは登録ユーザ向けにBug ID CSCuv60724をリリースしました。このIDには、詳細と影響を受ける製品バージョンの最新リストが含まれています。
脆弱性のある製品
このアラートが最初に公開された時点では、Cisco ASAソフトウェアリリース9.3(1.50)、9.3(2.100)、9.3(3)、および9.4(1)に脆弱性が存在していました。Cisco ASAソフトウェアの新しいリリースにも脆弱性が存在する可能性があります。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。
回避策
今後のアップデートやリリースについては、ベンダーに問い合わせることをお勧めします。
管理者は、堅実なファイアウォール戦略を使用して、影響を受けるシステムを外部の攻撃から保護できます。
管理者は、IPベースのアクセスコントロールリスト(ACL)を使用して、信頼できるシステムだけが該当システムにアクセスできるようにすることを検討できます。
影響を受けるシステムを監視することを推奨します。
管理者は、堅実なファイアウォール戦略を使用して、影響を受けるシステムを外部の攻撃から保護できます。
管理者は、IPベースのアクセスコントロールリスト(ACL)を使用して、信頼できるシステムだけが該当システムにアクセスできるようにすることを検討できます。
影響を受けるシステムを監視することを推奨します。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアの更新プログラムは利用できません。
推奨事項
$propertyAndFields.get("recommendations")
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
| 1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2015年8月12日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。