Outlook情報開示用Cisco IronPort Desktop Flagプラグイン

Cisco IronPort Desktop Flag Plug-in for Outlookを使用すると、Microsoft OutlookユーザはCisco IronPort暗号化アプライアンスまたはEメールセキュリティアプライアンスを介してEメールメッセージを暗号化できます。Eメールメッセージを暗号化するには、ユーザが[Send Secure] ボタンをクリックして、Eメールメッセージを安全に配信する必要があります。

複数のEメールメッセージを同時に作成し、Send Secureボタンを使用して複数のEメールメッセージを送信する場合、最初に送信されたEメールメッセージだけが正常に暗号化されるというエラー状態が発生する可能性があります。Send Secureボタンを使用して送信された残りの電子メールメッセージは暗号化されず、権限のないユーザによって傍受された場合に機密情報が開示される可能性があります。

この問題には回避策があります。

Cisco Ironport Flag Plug-in for OutlookがインストールされたMicrosoft Outlookの電子メール作成ウィンドウの例を次に示します。Outlookクライアントに[Send Secure] アイコンがないユーザは、プラグインがインストールされていないため、この問題には該当しません。

この応答は次の場所に投稿されます。 https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20100511-ironport

追加情報

6.2.4.3から6.5.0-006までを含むOutlookバージョン用Cisco IronPort Desktop Flagプラグインは、この問題の影響を受けます。Cisco IronPortは現在、Cisco IronPortサポートWebサイトから入手可能なソフトウェア修正プログラムを開発中です。このセキュリティレスポンスは、修正済みソフトウェアのバージョン情報が入手可能になった時点で更新されます。

この問題は、Cisco IronPort Bug 65623（登録ユーザ専用）として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2010-1568が割り当てられています。

回避策

[Send Secure] ボタンを使用する際に、電子メール作成ウィンドウを1つだけ開いておくことで、この問題を軽減できます。Cisco IronPort Desktop Flag Plug-in for Outlookの修正済みバージョンをインストールできるまで、セキュアな電子メールメッセージを一度に1つずつ作成する必要があります。

修正済みソフトウェアの入手

この問題のソフトウェア修正を含むOutlookバージョン6.5.1用Cisco IronPort Desktop Flagプラグインは、登録ログインを持つお客様がCisco IronPortサポートポータルから入手できます。エンドユーザは、社内サポート組織から修正済みソフトウェアを入手する必要があります。

Cisco IronPort Desktop Flag Plug-in for Outlookは、Cisco IronPortで直接サポートされます。お客様は、次のリンクからCisco IronPortテクニカルサポートに連絡して、ソフトウェアの修正を入手する必要があります。Cisco IronPortテクニカルサポートは、お客様が正しい修正とインストール手順を判断する際に役立ちます。保証に関する質問はすべて、IronPortテクニカルサポートにお問い合わせください。

注：ソフトウェアのアップグレードについては、psirt@cisco.comまたはsecurity-alert@cisco.comにお問い合わせいただくことはご遠慮ください。

http://www.ironport.com/support/contact_support.html

シスコのセキュリティ手順

シスコ製品のセキュリティの脆弱性に関するレポート、セキュリティ障害に対する支援、およびシスコからのセキュリティ情報を受信するための登録に関するすべての情報は、シスコのワールドワイド ウェブサイト https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/resources/security_vulnerability_policy.html から入手できます。この情報には、シスコのセキュリティ通知に関して、報道機関が問い合せる場合の説明も含まれています。すべての Cisco セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt から入手できます。

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