Medium
Medium
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco VPN Client for Windowsバージョン5.0.02.0090には脆弱性があり、ローカルの攻撃者が該当システムの障害と再起動を引き起こし、その結果サービス妨害(DoS)状態が発生する可能性があります。
この脆弱性は、無効なメモリ操作が原因で存在します。攻撃者は、該当アプリケーションに悪意のある要求を行うように設計されたプログラムを実行することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。これらの要求を処理した結果、アプリケーションがシステムメモリを破損し、システムが失敗して再起動する可能性があり、正当なユーザへのサービスが拒否されます。
DoS状態を示す概念実証コードが存在します。
シスコはこの脆弱性を確認しておらず、アップデートは提供されていません。
攻撃者は、該当システムにローカルでログオンし、悪意のある入力を該当アプリケーションに送信するように設計されたプログラムを実行する必要があります。 この不正利用により、システムが障害を起こして再起動し、その結果DoS状態が発生する可能性があります。 不正利用によってメモリが破損した場合、任意のコードを実行する可能性があることを示す証拠は存在しません。
この脆弱性の影響を最も受ける可能性が高いシステムは、マルチユーザシステムです。 VPNクライアントソフトウェアは専用システムまたはシングルユーザシステムに導入されることが多いため、DoSは攻撃者またはローカルシステム上の他の1人のユーザにのみ影響を与える可能性があります。
該当製品
ベンダーのアナウンスは使用できません。
脆弱性のある製品
Cisco VPN Client for Windowsバージョン5.0.02.0090には脆弱性が存在します。 その他のバージョンも該当する可能性があります。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
アップデートが利用可能になった時点で適用することを推奨します。
管理者は、ローカルシステムアクセスを制限することを推奨します。
重大なシステムの不正利用を示す可能性がある予期しない障害を監視することをお勧めします。
修正済みソフトウェア
パッチおよびソフトウェアアップデートは利用できません。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
| 1.0 | 初版リリース | 適用外 | Final | 2008年1月15日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。