この記事は、Cisco TelePresence MCU 4203、Cisco TelePresence MCU MSE 8420、Cisco TelePresence IP VCR 2210、Cisco TelePresence VCR MSE 8220、Cisco TelePresence ISDN GW 3241、Cisco TelePresence ISDN GW MSE 8321、Cisco TelePresence MCU 4505、および Cisco TelePresence MCU MSE 8510 製品に関連します。
A.ポイントツーポイントコールまたは会議中にH.239を使用する場合は、2つ目のビデオチャネルを開く必要があります。理論上、このチャネルの最小帯域幅は 4kbps ですが、実際にはこれよりも大きな帯域幅が必要となります。ご使用の装置で H.239 をこの帯域幅で送信できる場合でも、品質は非常に低くなります。これは、ほとんどのエンドポイントでは、非常に低い帯域幅で 2 つのコヒーレント ビデオ ストリームに対応できないためです。
たとえば、理論上はコール帯域幅 128 kbps で音声、H.239 のメイン ビデオ ストリームおよび拡張ビデオに対応できます。ただし、コールのあらゆる面で品質が非常に低くなるため、これは推奨されません。このため、Codian ISDN GW ユニットと MSE 8000 ISDN GW ブレードでは、256kbps 未満の帯域幅のコールの H.239 をアドバタイズしません。
MCU および MSE 8000 メディア ブレードと IP VCR ユニットおよび IP VCR ブレードは帯域幅 128kbps で H.239 をアドバタイズしますが、品質の問題が常に発生するため、この帯域幅で H.239 を使用することは推奨されません。この帯域幅で H.239 チャネルを開くと、ストリームの品質はメイン ビデオおよびオーディオ ストリームに使用される帯域幅と、コンテンツ チャネルのフレーム レートに応じて異なってきます。エンドポイントによっては、品質が非常に低いか、または H.239 ストリームを受信しないことが予期されます。
したがって、IP コールと ISDN コールの両方で H.239 を使用するビデオ コールの場合、合計コール帯域幅として 384kbps 以上が推奨されます。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
23-Apr-2015 |
初版 |