シスコアドバンスドサービス事例

SCSK株式会社

ネットワーク仮想化を用いたサービス提供基盤の事前検証から構築まで専門家が緊密に支援 SCSK 株式会社

SCSK 株式会社 (以下 SCSK) は 「夢ある未来を、共に創る」 という経営理念を掲げ、システム開発、インフラ構築、IT マネジメント、アウトソーシング、IT 製品販売までビジネスに関わるすべての IT サービスの提供を通して、顧客により安心感と満足感を提供することを目指しています。


シスコには、市場の流れに乗った新しいソリューションを提供しているトップ クラスのネットワーク ベンダーとして、高い技術力を持つ素晴らしいエンジニアがいるということを改めて実感しました。
SCSK 株式会社 IT マネジメント事業部門 netX データセンター事業本部
ネットワークサービス部 第二課 プロジェクトマネージャー 丸田 真功 氏

SCSK は 2020 年を目標に据えた新たな中期経営計画において 「サービス提供型ビジネスへのシフト」 を基本戦略の1つに定め、その実現に必要なサービス提供基盤 (イノベーション基盤) の構築に取り組んでいます。ネットワーク仮想化のアーキテクチャを用いて、サービス展開時の構築やプロビジョニングに要する期間の短縮や、データセンターから顧客拠点までのネットワーク全体をエンドツーエンドでマネジメントすることをはじめ、クラウド時代に求められるアジリティ(俊敏性)、コスト メリット、スケーラビリティを強化し、顧客へ提供するネットワーク サービスの価値をいっそう高めています。


課題

SCSK では、複数のデータセンターとネットワーク環境を有機的に統合し、オーケストレーションを可能にする新たなサービス提供基盤を構築するにあたり、さまざまな製品やソリューションを比較しました。その結果、求めている理想の姿に最も適したソリューションとして Cisco Application Centric Infrastructure (ACI) の導入を決断しました。Cisco ACI は、ネットワークの機能や設定をアプリケーション プロファイルとして作成、適用することで、構築の簡素化や運用の自動化を実現します。アプリケーションやサービスの視点から IT インフラの一元的な管理と運用を可能にする、この新しいテクノロジーの導入は SCSK にとっても大きな挑戦でした。


SCSK 株式会社 IT マネジメント事業部門 netX データセンター事業本部 ネットワークサービス部 第一課の平山誠宏氏は次のように話します。


「私たちが実現したいことは、当初からある程度イメージが固まっていました。それをどのように具現化するか、いろいろと検討している過程で、シスコから Cisco ACI というソリューションのご提案をいただいたのです。


ただ、国内の事例がまだ少なく、詳しい内容がよくわからなかったので、RFI (Requset For Informattion) という形で情報提供を依頼しました。そこから、シスコと共に新たなサービス提供基盤のグランド デザインを進め、実現に向けて動き始めました。」


今回、SCSK は Cisco ACI の導入にあたり、シスコ アドバンスド サービスによる技術支援を活用しています。SCSK 株式会社 IT マネジメント事業部門 netX データセンター事業本部 ネットワークサービス部 第二課 プロジェクトマネージャーの丸田真功氏は、その理由を次のように話します。


「多くの場合は、市場で多く流通している、ある意味枯れた技術を使うことで不具合などのリスクを回避します。通常の構築体制では、外部からの支援は特に要さないのですが、今回は新しいテクノロジーを使う決断をしたので初めての部分がいろいろあり、悩む場面もありました。また、Cisco ACI のことをきちんと理解し、習得して、今後のサービス展開で必要になるであろう体制を整えたいと考えていたのです。」


今回の成功事例を踏まえて
新しい、次世代の技術要素への取り組みを
シスコと一緒に進めたいと思います。


ソリューション

プロジェクトの初期段階から綿密な連携と技術支援を実施

シスコ アドバンスド サービスは、準備、計画、設計、導入、運用、最適化というネットワークのライフ サイクルに則った各フェーズを基礎として、専門家によるコンサルティングと技術支援を提供します。ネットワーク構築のほか、データセンター、コラボレーション、セキュリティなど各分野に特化したサービス メニューもあり、高度化する顧客ニーズへの対応実績は豊富です。


今回の Cisco ACI 導入では、シスコは要件定義と設計、構築、単体テスト、統合テスト、運用者向けナレッジ トランスファーのプロセスでシスコ アドバンスド サービスのエンジニアが緊密に連携、サポートして、SCSK が目指す新たなサービス提供基盤の実現に貢献しました。丸田氏は次のように話します。


「事前の検討やシスコとの勉強会を経て、2015 年 11 月にスタートし、2016 年 4 月に構築を完了するという短期間のプロジェクトとなりました。キック オフの際にはシスコから、スケジュール、実装方式やプロジェクト リスクについて非常に率直な意見もいただきまして、普通のサービスとは違うという印象も持ちましたね。こちらも積極的な姿勢で臨み、実際のユース ケースや実装方法、運用で目指すことなどを早期の段階でしっかりと固めることができました。そのおかげで、実行フェーズに入ってからはかなりスムーズに進んだと思っています。」


平山氏は、シスコ アドバンスド サービスを利用したことでスケジュールと品質を両立できたと話します。


「通常の構築プロジェクトでは、検証の段階で何らか不具合が起きた場合、調査と原因の特定にかなりの時間を要することは珍しくありません。実は今回も、構築時に不具合は起きてしまいました。しかし、シスコのエンジニアがプロジェクトに直接参加して当社の開発陣と緊密に連携していたおかげで、事象のエスカレーションから解決まではかなり早かったです。シスコ アドバンスド サービスを利用したからこそ、短期間でありながらクオリティを維持してサービス インまで進められたと感じています。」


的確なプロジェクト管理と充実したドキュメントを評価

シスコ アドバンスド サービスは、プロジェクトのマネジメント力や、提供されるドキュメントの内容についても高く評価されています。丸田氏は、シスコが持つ検証環境も利用しながら、常に確実なプロジェクト運営だったと振り返ります。


「事前に立てたスケジュールに沿って、きちんとアウトプットを出しながら予定通りに終わらせていくのはさすがでした。シスコとは、各工程で常にレビューを行い、私たちと合意を形成しながらプロジェクトを進めていただきました。


事前に検証が必要なものはシスコの検証環境で確認し、実現性を明確にした形でご提案いただいたのは、通常の構築プロジェクトでは得難い経験だったと思っています。」


SCSK 株式会社 IT マネジメント事業部門 netX データセンター事業本部 ネットワークサービス部長の遠藤重則氏は、シスコから提供されたドキュメントは今後の運用に欠かせないと話します。


「Cisco ACI という新しいテクノロジーを習得したいという私たちの要望に対して、シスコはとても綿密なナレッジ トランスファーを行ってくれました。また、こちらからの要望をはるかに超える、300 ページ以上の資料を 3 日ほどかけてトレーニングしていただき、本当に期待以上の成果を得られたと感じています。この資料は、今後私たちがサービス提供基盤を運用していく際に役立つ、とても貴重なものとなるでしょう。」


シスコ  アドバンスド  サービス─Cisco ACI 設計構築サービスの効果─
※画像をクリックすると、大きな画面で表示されますpopup_icon


結果~今後

SCSK では、Cisco ACI を用いた新たなサービスをすでに顧客へ提供しており、その基盤は順調に稼働しています。今後はこの新しいサービス提供基盤を活用してオンデマンドなネットワーク サービスの提供などを進めるとともに、全社のイノベーションを喚起するプラットフォームへと進化せていきたいとしています。


その他の詳細情報

シスコ アドバンスド サービスの詳細は、
http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/as/as_dcn.htmlを参照してください。
Cisco ACI の詳細は、www.cisco.com/jp/go/aci を参照してください。


Cisco ACI の導入事例はこちらをご参照ください。

メディアの選択

製品 & サービス

  • シスコ アドバンスド サービス
  • Cisco Application Centric Infrastructure (ACI)

課題

  • サービス提供型ビジネスへの転換を支える、新たなサービス基盤 (イノベーション基盤) の実現
  • 新しいテクノロジーを商用サービス基盤に導入するための、高度な技術支援の検討

ソリューション

  • シスコ アドバンスド サービスを利用し、短期間の導入と品質維持を両立
  • ナレッジ トランスファーにより Cisco ACI という新しいテクノロジーの自社習得を実現

結果~今後

  • 新たなサービス提供基盤によるオンデマンドなネットワーク サービス、セキュリティ サービスの展開を予定
  • さまざまなサービスを容易に展開できるプラットフォームへの進化を目指す
SCSK株式会社ITマネジメント事業部門netXデータセンター事業本部ネットワークサービス部長遠藤 重則様

SCSK 株式会社
IT マネジメント事業部門
netX データセンター事業本部
ネットワークサービス部長
遠藤 重則様

SCSK株式会社ITマネジメント事業部門netXデータセンター事業本部ネットワークサービス部第二課プロジェクトマネージャー丸田 真功様

SCSK 株式会社
IT マネジメント事業部門
netX データセンター事業本部
ネットワークサービス部
第二課
プロジェクトマネージャー
丸田 真功様

SCSK株式会社ITマネジメント事業部門netXデータセンター事業本部ネットワークサービス部第一課平山 誠宏様

SCSK 株式会社
IT マネジメント事業部門
netX データセンター事業本部
ネットワークサービス部
第一課
平山 誠宏様

SCSK 株式会社

SCSK株式会社
所在地: 本社 東京都江東区豊洲 3-2-20 (豊洲フロント)
設立: 1969 (昭和 44) 年 10 月 25 日
資本金: 21,152 百万円
業種: 情報システム サービス業
  • 製造システム事業、通信システム事業、流通システム事業、金融システム事業
  • ソリューション事業、ビジネスサービス事業、プラットフォームソリューション事業、IT マネジメント事業
規模: 従業員数 11,769 名(連結) (2016 年 3 月 31 日現在)
URL: https://www.scsk.jp/

システム開発から、IT インフラ構築、IT マネジメント、BPO (ビジネス プロセス アウトソーシング)、IT ハード/ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべての IT サービスをフルラインアップで提供。また、住友商事をはじめとする顧客の世界各国における IT システムとネットワークのサポート実績を活かし、グローバル IT サービス カンパニーとして、さらなる飛躍を目指している。