目次
Cisco UCS Configuration Utility
概要
Cisco UCS Configuration Utility は、次のサーバ パラメータを変更できるツールです。
このユーティリティには、BIOS、CMC、Cisco IMCの現在設定されているパラメータ値を XML またはテキスト ファイル形式で表示するオプションがあります。これらのパラメータの値を変更するには、現在設定されている値をテキスト ファイルに抽出して変更し、そのテキスト ファイルを適用する必要があります。BIOS、CMC および Cisco IMCのパラメータの変更手順については、「ユーティリティの使用」を参照してください。
(注)
このユーティリティでは、Cisco IMCでサポートされているパラメータのみを変更できます。
サポートされているオペレーティング システムとサーバ
サポートされるオペレーティング システム
Red Hat Enterprise Linux 5
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 10
Red Hat Enterprise Linux 5 Update 11
Red Hat Enterprise Linux 6 Update 4(x86-64)
Red Hat Enterprise Linux 6 Update 5
Red Hat Enterprise Linux 6 Update 6
Red Hat Enterprise Linux 6 Update 7
Red Hat Enterprise Linux 6 Update 8
Red Hat Enterprise Linux 7
Red Hat Enterprise Linux 7 Update 1
Red Hat Enterprise Linux 7 Update 2
Red Hat Enterprise Linux 7 Update 3
Microsoft Windows 2012
Microsoft Windows 2012 R2
Windows Server 2012 Storage
Windows Server 2012 R2 Storage
SuSE Linux Enterprise Server 11 Service Pack 3(SP3)
SUSE Linux Enterprise Server 11 Service Pack 4
SUSE Linux Enterprise Server 12
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 1
SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 2
CENT OS 6 Update 6
CENT OS 6 Update 7
CENT OS 6 Update 8
CENT OS 7 Update 1
CENT OS 7 Update 2
UEFI 2.0
コマンドのリスト
Cisco UCS Configuration Utility には、BIOS パラメータおよび Cisco IMCパラメータの表示や変更に使用できる一連のコマンドが用意されています。
コマンド
説明
ucscfg help
すべてのコマンドのヘルプ ページを表示します。
ucscfg show xml /bios
BIOS パラメータの値を XML ファイル形式で表示します。このファイルには、各パラメータの有効な値がすべて示されます。
ucscfg show text /bios
BIOS パラメータの値をテキスト ファイル形式で表示します。このテキスト ファイルには、各パラメータの現在の設定値が示されます。
ucscfg show xml /cimc
Cisco IMCパラメータの値を XML ファイル形式で表示します。このファイルには、各パラメータの有効な値が示されます。
ucscfg show text /cimc
Cisco IMCパラメータの値をテキスト ファイル形式で表示します。このテキスト ファイルには、各パラメータの現在の設定値が示されます。
ucscfg show text /bios > filename.txt
BIOS パラメータのテキスト出力を、ユーティリティ外部のテキスト ファイルにリダイレクトします。このファイルには、現在設定されている BIOS パラメータが示されます。このファイルは、すべての BIOS パラメータを変更するときに使用します。
ucscfg show text /cimc > filename.txt
Cisco IMCパラメータのテキスト出力を、ユーティリティ外部のテキスト ファイルにリダイレクトします。このファイルには、現在設定されているCisco IMCパラメータが示されます。このファイルは、すべての Cisco IMCパラメータを変更するときに使用します。
ucscfg batch set filename.txt
BIOS パラメータおよびCisco IMCパラメータに対して行った変更を適用します。このコマンドはテキスト形式にのみ対応しています。XML 形式には対応していません。
EFI では、テキスト ファイルを UNICODE 形式でエンコードする必要があります。Windows および Linux オペレーティング システムでは、テキスト ファイルを ANSI 形式にする必要があります。
ucscfg batch -ignore setfilename.txt
サーバの BIOS バージョンを無視して、BIOS パラメータや Cisco IMCパラメータに対して行った変更を適用します。
このコマンドは、作成したファイルの BIOS パラメータまたはCisco IMCパラメータを適用する場合に使用します。1 つまたは 2 つのパラメータのみを変更する場合は、独自のファイルを作成できます。独自のファイルの作成方法については、テキスト ファイルの作成を参照してください。
ucscfg bootorder set<parameters>
サーバの現在の起動順序設定を変更します。
このコマンドは、Microsoft Windows オペレーティング システムでサポートされます。
ucscfg bootorder get
システムで設定されている起動順序を取得します。
ucscfg bootorder set<filename>
サーバの現在の起動順序設定を変更します。独自のファイルを作成して、設定されている起動順序を追加したり変更することができます。
このコマンドは、Linux と EFI オペレーティング システムでサポートされます。
ucscfg export<filename><passphrase>
Cisco IMC の設定をエクスポートします。
(注) このコマンドは、Linux と UEFI でのみサポートされます。
ucscfg import<filename><passphrase>
Cisco IMC の設定をインポートします。
(注) このコマンドは、Linux と UEFI でのみサポートされます。
ucscfg export<CMC/BMC><filename><passphrase>
Cisco IMC または CMC の設定をエクスポートします。
(注) このコマンドは、Linux でのみサポートされます。
ucscfg import<CMC/BMC><filename><passphrase>
Cisco IMC または CMC の設定をインポートします。
(注) このコマンドは、Linux でのみサポートされます。
ユーティリティの使用
手順Cisco UCS Configuration Utility を使用すると、サーバの BIOS、CMC およびCisco IMCのパラメータ値を変更できます。このユーティリティでは、有効な値のリストと共に現在設定されているパラメータ値を XML ファイル形式で確認してから、テキスト ファイルで値を変更し、その変更を適用できます。
(注)
テキスト ファイルの作成
手順このユーティリティでは、BIOS およびCisco IMCのパラメータの値を変更する際に、ユーティリティ外部でファイルを作成してから、ユーティリティを使用して変更を適用できます。このオプションは、BIOS かCisco IMCの 1 つまたは 2 つのオプションを変更する場合に使用できます。テキスト ファイルを作成する前に、XML ファイルを生成し、BIOS パラメータと Cisco IMCパラメータに対して現在設定されている値および指定可能な値を確認することをお勧めします。
その他の情報
Cisco UCS の関連ドキュメント
ドキュメント ロードマップ
すべての B シリーズ マニュアルの完全なリストについては、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc で入手可能な『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
すべての C シリーズ マニュアルの一覧については、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc で入手できる『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
管理用の UCS Manager と統合されたラック サーバでサポートされるファームウェア バージョンとサポートされる UCS Manager バージョンについては、『Release Bundle Contents for Cisco UCS Software』を参照してください。
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、その他の有用な情報について、毎月更新される『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧も示されています。
『What's New in Cisco Product Documentation』は RSS フィードとして購読できます。また、リーダー アプリケーションを使用してコンテンツがデスクトップに直接配信されるように設定することもできます。RSS フィードは無料のサービスです。シスコは現在、RSS バージョン 2.0 をサポートしています。
ドキュメントの更新通知を受け取るには、Cisco UCS Docs on Twitter をフォローしてください。
マニュアルに関するフィードバック
このマニュアルに関する技術的なフィードバック、または誤りや記載もれなどお気づきの点がございましたら、ucs-docfeedback@external.cisco.com までコメントをお送りください。ご協力をよろしくお願いいたします。
Copyright © 2012-2017, Cisco Systems, Inc. All rights reserved.