| ライター翻訳版 - December 18, 2007 |
| 機械翻訳版 - December 18, 2007 |
| 英語版 - December 18, 2007 |
| Document ID: 25646 |
目次
用語
前提条件
トラブルシューティング フローチャート
ルータで、CHAP 認証または PAP 認証を実行していますか
ルータで、単方向または双方向の CHAP 認証を実行していますか
着信に関する障害ですか
発信チャレンジまたは応答の中のユーザ名がホスト名と同じですか
リモート マシンはアクセス可能な Cisco ルータですか
発信 CHAP の障害のトラブルシューティング
ルータで AAA を使用していないか、あるいはローカル AAA しか使用していない
一般的なサーバベースの AAA に関する問題のトラブルシューティング
関連情報
概要
Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)の認証の問題は、ダイヤルアップ リンクの障害の最も一般的な原因の 1 つです。このドキュメントでは、PPP 認証に関する問題のトラブルシューティング手順を紹介しています。
用語
ローカル マシン(またはローカル ルータ):デバッグ セッションが現在実行されているシステムを指します。デバッグ セッションをあるルータから他のルータへ移動させた場合は、ローカル マシンという用語も、新たに対象となったルータに対して使用します。
ピア:ポイントツーポイント リンクの他方の端を意味します。したがって、このデバイスはローカル マシンではありません。
たとえば、RouterA で debug ppp negotiation を実行している場合は、このルータがローカル マシンで、RouterB がピアになります。ただし、デバッグの対象を RouterB に変更した場合は、RouterB がローカル マシンになり、RouterA がピアになります。
注:ローカル マシンとピアという用語は、クライアント サーバの関係を意味するものではありません。デバッグ セッションがどこで実行されているかによって、ダイヤルイン クライアントはローカル マシンまたはピアになります。
前提条件
-
debug ppp negotiation および debug ppp authentication が有効。
-
debug ppp negotiation の出力を読み取って理解できる必要があります。詳細は、『debug ppp negotiation 出力について』を参照してください。
-
PPP 認証フェーズは、Link Control Protocol(LCP; リンク コントロール プロトコル)フェーズが完了してオープン状態になるまで開始されません。debug ppp negotiation が LCP がオープンであることを示さない場合、先に進む前にこの問題を解決する必要があります。
-
PPP 認証は、両側で設定されている必要があります。 必要に応じて、次のコマンドを使用します。
-
双方向の Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP; チャレンジ ハンドシェーク認証プロトコル)認証を設定する場合は、両方のルータで ppp authentication chap を実行します。
-
単方向認証の場合は、発呼側ルータで ppp authentication chap callin コマンドを実行します。
-
PAP 認証の場合は、両方のルータで ppp authentication pap を実行します。
-
トラブルシューティング フローチャート
このドキュメントには、トラブルシューティングに役立つように、いくつかのフローチャートを掲載しています。次のフローチャートに進むには、丸印の中の番号をクリックしてください。
ルータで、CHAP 認証または PAP 認証を実行していますか
ルータで CHAP 認証または PAP 認証が実行されているかどうかを判別するには、debug ppp negotiation および debug ppp authentication の出力の次の行を調べます。
CHAP
AUTHENTICATING フェーズで CHAP を探します。
*Mar 7 21:16:29.468: BR0:1 PPP: Phase is AUTHENTICATING, by this endPAP AUTHENTICATING フェーズで PAP を探します。
*Mar 7 21:16:29.468: BR0:1 CHAP: O CHALLENGE id 5 len 33 from "maui-soho-03"
*Mar 7 21:24:11.980: BR0:1 PPP: Phase is AUTHENTICATING, by both
*Mar 7 21:24:12.084: BR0:1 PAP: I AUTH-REQ id 1 len 23 from "maui-soho-01"
ルータで、単方向または双方向の CHAP 認証を実行していますか
debug ppp negotiation の出力で次のメッセージのいずれかを探します。
BR0:1 PPP: Phase is AUTHENTICATING, by both
上記のメッセージは、ルータが双方向の認証を実行していることを示しています。
次のメッセージは、いずれもルータが単方向の認証を実行していることを示しています。
BR0:1 PPP: Phase is AUTHENTICATING, by the peer
または
BR0:1 PPP: Phase is AUTHENTICATING, by this end
着信に関する障害ですか
着信メッセージ termreq または failure が受信されていないかどうかを調べます。「I」はこのメッセージが着信(incoming)メッセージであることを示しています。
BR0:1 LCP: I TERMREQ
または
BR0:1 CHAP: I FAILURE
着信に関する障害は、ピア側でローカル ルータのユーザ名とパスワードの認証ができなかったことを意味しています。これには、ローカル ルータまたはリモート ルータ側での設定ミス(ピア側が期待していたユーザ名とパスワードが指定されなかった)が考えられます。
発信チャレンジまたは応答の中のユーザ名がホスト名と同じですか
debug ppp negotiation の出力で次のメッセージのいずれかを探します。
BR0:1 CHAP: O CHALLENGE id 9 len 33 from "maui-soho-03"
または
BR0:1 CHAP: O RESPONSE id 16 len 33 from "maui-soho-03"
発信チャレンジまたは応答の中のユーザ名に注意してください。この例では、maui-soho-03 になります。これは、認証に使用されるユーザ名およびパスワードがリモート側で想定されているものと一致することを確認するのに必要です。たとえば、ローカル ルータが自身をピアに対して A であると示しているものの、ピア側では B を期待していた場合、認証は正しく行われません。
発信チャレンジのユーザ名がホストネームと同じでない場合は、ppp chap hostname <username> コマンドを調べます。ここで使用するユーザ名は発信チャレンジのユーザ名です。このユーザ名とパスワード(ppp chap password コマンドで指定されているもの)をメモしてください。この情報は、リモート ルータのトラブルシューティングの際に使用します。
リモート マシンはアクセス可能な Cisco ルータですか
ローカル ルータで着信障害が受信されていると判断できたことから、障害はピア側で起きていることが分かります。リモートの Cisco ルータにアクセスできる場合は、そのデバイスでトラブルシューティングを行います。
リモート ルータにアクセスできない場合は、そのルータの管理者に連絡して、ルータが期待しているユーザ名とパスワードを確認してください。
次の項目について質問します。
- リモート ルータが期待しているユーザ名は何か。
物理インターフェイスまたはダイヤラ インターフェイスで ppp chap hostname <username> コマンドを実行します。ここでは、リモート ルータの管理者から指定されたユーザ名を設定します。
注:大文字と小文字を区別して入力します。 - リモート ルータが期待しているパスワードは何か。
物理インターフェイスまたはダイヤラ インターフェイスで ppp chap password <password> コマンドを実行します。
注:大文字と小文字を区別して入力します。
詳細は、『ppp chap hostname コマンドおよび ppp authentication chap callin コマンドを使用する PPP 認証』を参照してください。
発信 CHAP の障害のトラブルシューティング
ピア側で着信障害のメッセージが検出された場合は、ローカル ルータがピアの認証に失敗し、このメッセージを送信したことを意味しています。したがって、発信障害を起こしているルータをトラブルシューティングする必要があります。
ローカル ルータ上の次のメッセージは、発信障害を示しています。
BR0:1 CHAP: O FAILURE id 10 len 26 msg is "Authentication failure"
または
BR0:1 LCP: O TERMREQ [Open] id 22 len 4
ルータで AAA を使用していないか、あるいはローカル AAA しか使用していない
ルータ側でサーバベースの authentication, authorization, and accounting(AAA; 認証、認可、アカウンティング)システム(Radius または Tacacs+)が使用されていない場合には、ルータで AAA がまったく使用されていない場合と、ローカル AAA が使用されている場合とがあります。 デバッグ出力に次のメッセージのいずれかが表示されているかどうか、確認してください。
Unable to Validate Response
Username <username> Not Found
BR0:1 CHAP: I RESPONSE id 18 len 33 from "maui-soho-03" ! -- 実行したチャレンジに対する着信 CHAP 応答。 ! -- 応答の中で使用されているユーザ名は、maui-soho-03。
BR0:1 CHAP: Unable to validate Response. Username maui-soho-03 not found ! -- ピア側から指定されたユーザ名が、ルータ上で設定されていません。 ! -- ピア側では接続に対する許可が設定されていないものと考えられます。
BR0:1 CHAP: O FAILURE id 18 len 26 msg is "Authentication failure" ! -- 発信 CHAP 障害のメッセージ。 ! -- ピア側では、これを着信障害として認識します。
BR0:1 PPP: Phase is TERMINATING [0 sess, 0 load]
ユーザ名の不一致は、次の 2 つの理由で発生します。
- ローカル ルータ側で期待しているユーザ名がピア側から渡されない。たとえば、RouterA というユーザ名を期待(および設定)しているのに、ピア側では RouterB をいう名前を使用している場合です。ピア側から送られるユーザ名とパスワードを設定するか、ピア側の名前を正しいものに訂正します。
- ローカル ルータにユーザ名が設定されていない。ピアから渡されるユーザ名がローカル ルータ側で期待していたものと一致する場合は、そのユーザ名とパスワードを設定します。
この問題は、ピア側で ppp chap hostname コマンドを使用して、ルータのホスト名以外のユーザ名を設定しているときに最も頻繁に発生します。
コマンド username <username> password <password> を使用します。<username>は、上記のエラー メッセージ内にあるユーザ名で置き換えます。
Unable to Authenticate for Peer
BR0:1 CHAP: I CHALLENGE id 17 len 33 from "maui-soho-01" ! -- maui-soho-01 からの着信チャレンジ。 ! -- このルータでは、CHAP 応答を生成するために、 ! -- 指定されたユーザ名を探す必要があります。
BR0:1 CHAP: Username maui-soho-01 not found ! -- ピア側から指定されたユーザ名(maui-soho-01)が、ローカル側で設定されていません。
BR0:1 CHAP: Unable to authenticate for peer ! -- ルータ側ではこのユーザ名を識別できないため、 ! -- 発信 CHAP 応答を作成できません。
BR0:1 PPP:Phase is TERMINATING ! -- 認証に失敗しました。
ユーザ名の不一致は、次の 2 つの理由で発生します。
- ローカル ルータ側で期待しているユーザ名がピア側から渡されない。たとえば、RouterA というユーザ名を期待(および設定)しているのに、ピア側では RouterB をいう名前を使用している場合です。ピア側から送られるユーザ名とパスワードを設定するか、ピア側の名前を正しいものに訂正します。
- ローカル ルータにユーザ名が設定されていない。ピアから渡されるユーザ名がローカル ルータ側で期待していたものと一致する場合は、そのユーザ名とパスワードを設定します。
この問題は、ピア側で ppp chap hostname コマンドを使用して、ルータのホスト名以外のユーザ名を設定しているときに最も頻繁に発生します。
コマンド username <username> password <password> を使用します。<username> は、上記のエラー メッセージ内にあるユーザ名で置き換えます。
MD/DES Compare FailedBR0:1 CHAP: I RESPONSE id 16 len 33 from "maui-soho-03" BR0:1 CHAP: O FAILURE id 16 len 25 msg is "MD/DES compare failed"
このエラーは、パスワードの不一致によって発生します。これには、次の 2 つの理由が考えられます。
- ローカル ルータ側で期待しているパスワードがピア側から渡されていない。たとえば、LetmeIn というパスワードを期待(および設定)しているのに、ピア側では letmein をいうパスワードを使用している場合です。ピア側から送られるユーザ名とパスワードで再設定するか、ピア側のユーザ名を正しいものに訂正します。
- ローカル ルータにパスワードが正しく設定されていない。ピア側から送られるパスワードの方が正しいと確認できた場合は、ローカル ルータ側を再設定します。
解決策:
- 次のコマンドを使用して、既存のユーザ名とパスワードのエントリを削除します。
no username <username>
ここで、<username> はエラー メッセージで示されているユーザ名で置き換えます。この例では、maui-soho-03 になります。
- 次のコマンドを使用して、ユーザ名とパスワードを設定します。
username <username> password <password>
このユーザ名は、上記の CHAP メッセージの中にあるものと同じである必要があります。また、パスワードはリモート ルータ側のパスワードと同じものである必要があります。
一般的なサーバベースの AAA に関する問題のトラブルシューティング
注:このドキュメントは、AAA のトラブルシューティングを目的とするものではありません。AAA のトラブルシューティングに関する詳細は、次のドキュメントを参照してください。
