| ライター翻訳版 - April 22, 2004 |
| 機械翻訳版 - August 9, 2006 |
| 英語版 - August 9, 2006 |
| Document ID: 30082 |
目次
概要
はじめに
表記法
前提条件
使用するコンポーネント
Catalyst 5000/5500 シリーズ スイッチのエラー メッセージ
%CDP-4-NVLANMISMATCH: Native vlan mismatch detected on port [Mod]/[Port]
DTP-1-ILGLCFG: Illegal config (on, isl--on,dot1q) on Port [mod/port]
%IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket overflow
%IP-3-UDP_BADCKSUM:UDP bad checksum
%KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made
%MCAST-4-RX_JNRANGE:IGMP: Rcvd Report in the range
%MCAST-2-IGMP_FALLBACK:IGMP: Running in FALL BACK mode
MGMT-5-LOGIN_FAIL:User failed to log in from Console
%MLS-4-MOVEOVERFLOW:Too many moves, stop MLS for 5 sec
%PAGP-5-PORTFROMSTP / %PAGP-5-PORTTOSTP
%SPANTREE-3-PORTDEL_FAILNOTFOUND
%SYS-3-PORT_ERR:
%SYS-4-PORT_WARN:
convert_post_SAC_CiscoMIB:Nvram block [#] unconvertible
EARL-2:LKUPRAM Err / blkcmbParityErrHdlr
Earl2:Banff
EARL-3-BADCOLOR: Bad color [vlan_no] read from [hex] for a [chars] entry
Module is not supported
NetPro
関連情報
概要
この文書では、CatOS ソフトウェアを実行中の Catalyst 5000 および 5500 シリーズ スイッチで見られる一般的な syslog およびエラー メッセージについて説明します。
目的のエラー メッセージに関する詳細がこの文書に記載されていない場合は、エラーメッセージ デコーダ
を使用してください(登録ユーザのみ)。 このツールにより、Cisco IOS(R) ソフトウェアおよび CatOS ソフトウェアで生成されるエラー メッセージの意味を確認できます。 エラーメッセージ デコーダ ツールを使用するには、登録ユーザであり、ログインしている必要があります。
注:この文書に示されている syslog およびエラー メッセージの形式は、スイッチのスーパーバイザ エンジンで実行されるソフトウェア リリースによって、若干の違いが生じる場合があります。
Catalyst 4000 ファミリ スイッチでは、次の最小ロギング設定を使用することをお勧めします。
-
スイッチの日付と時間を(set time コマンドを発行することによって)設定するか、または Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)を使用して Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)サーバから日付と時間を取得するようスイッチを設定します。
-
ロギングおよびロギング タイム スタンプがイネーブルになっていることを確認します(デフォルトでは、両方ともイネーブル)。
-
syslog サーバに記録されるようスイッチを設定します(可能な場合)。
はじめに
表記法
文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
前提条件
この文書に関する特別な前提条件はありません。
使用するコンポーネント
この文書は特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
この文書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されています。 この文書内で使用されているデバイスはすべて、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。
Catalyst 5000/5500 シリーズ スイッチのエラー メッセージ
CatOS を実行中の Catalyst 5000 ファミリ スイッチで見られる一般的なエラー メッセージを次に示します。
%CDP-4-NVLANMISMATCH: Native vlan mismatch detected on port [Mod]/[Port]
問題:スイッチで頻繁に、%CDP-4-NVLANMISMATCH syslog メッセージが生成されます。
説明:スイッチでこのエラー メッセージが表示された場合は、次の例のようなコンソール出力が表示されます。
%CDP-4-NVLANMISMATCH:Native vlan mismatch detected on port 4/1
このメッセージは、スイッチ ポートが別のスイッチまたはルータに物理的に接続されるごとに生成されます。 スイッチ ポートで設定したネイティブ VLAN は、接続するスイッチまたはルータのポートで設定されたネイティブ VLAN とは異なるため、このメッセージがスイッチによって生成されます。
802.1q タギングを使用して設定されたトランク ポートは、タグ付きおよびタグなしの両方のトラフィックを受信できます。 デフォルトでは、ポートで設定されたネイティブ VLAN がある場合、スイッチはタグなしトラフィックを転送します。 発信ポートのネイティブ VLAN ID と同じ VLAN ID をパケットが持つ場合、このパケットはタグなしで伝送されます。このような場合以外は、スイッチはタグ付きでパケットを伝送します。
802.1q トランクのネイティブ VLAN がトランク リンクの両端で同じになっているかどうかを確認します。 トランクの一方の端のネイティブ VLAN ともう一方の端のネイティブ VLAN が異なる場合、両サイドのネイティブ VLAN のトラフィックは、トランク上で正しく伝送されません。 このような場合には、ネットワークの接続性に何らかの問題が生じる可能性があります。
使用しているスイッチで設定されているネイティブ VLAN は、show trunk <mod/port> コマンドを発行すると確認できます。ここで <mod/port> はトランク ポートです。 出力例を次に示します。
Console> (enable) show trunk 5/24 Port Mode Encapsulation Status Native vlan -------- ----------- ------------- ------------ ----------- 5/24 desirable dot1q not-trunking 1 Port Vlans allowed on trunk -------- --------------------------------------------------------------------- 5/24 1-1005 Port Vlans allowed and active in management domain -------- --------------------------------------------------------------------- 5/24 1 Port Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned -------- --------------------------------------------------------------------- 5/24 Console> (enable)
トランク ポートに設定されているネイティブ VLAN は、set vlan <vlan-id> <mod/port> コマンドを発行すると変更できます。ここで <mod/port> はトランク ポートです。
DTP-1-ILGLCFG: Illegal config (on, isl--on,dot1q) on Port [mod/port]
問題: DTP-1-ILGLCFG: Illegal config (on, isl--on,dot1q) on Port [mod/port] エラーが生成されます。
説明:このメッセージは、トランクの両端が on に設定されていて、カプセル化のタイプ(isl, dot1q)が一致していない場合に発生します。 トランク モードが desirable に設定されていると、この誤設定が原因でトランクが起動しなくなります。 トラブルシューティングを行うには、両端の show trunk コマンドの出力をチェックして、カプセル化のタイプが同じであるかどうかを確認します。
%IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket overflow
問題:スイッチで時折、%IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket overflow syslog メッセージが生成されます。
説明:このエラーが発生した場合のコンソール出力例を次に示します(表示される User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)のソケット番号は、それぞれ異なった番号になるか、または同じ番号になります)。
%IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket 2353 overflow %IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket 2353 overflow %IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket 2353 overflow %IP-3-UDP_SOCKOVFL:UDP socket 2353 overflow
指定したソケット(UDP 宛先ポート)に送信されたトラフィックのレートが高すぎるため、このソケットの着信パケット用に割り当てたバッファがいっぱいになると、スイッチはこの syslog メッセージを生成します。 たとえば、ネットワーク管理ステーションが数多くの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)クエリーを送信した場合、このような状況が発生する可能性があります。 UDP オーバーフローが発生した場合は、ネットワーク管理ステーションのポーリング間隔を長くするか、またはポーリングされる Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)オブジェクトの数を減らすことによって、SNMP クエリーの数を減らします。
上記の例では、スイッチの IP アドレス(またはブロードキャスト アドレス)に送信されたパケットが、宛先 UDP ソケット 2353 で過剰に受信されました。このソケットの入力バッファがいっぱいになったため、syslog メッセージが生成されました。 show netstat udp コマンドを発行して、スイッチがオーバーフロー状態になった回数を確認します。
Console> (enable) show netstat udp
udp:
0 incomplete headers
0 bad data length fields
0 bad checksums
0 socket overflows
110483 no such ports
Console> (enable)
この syslog メッセージは、スイッチの指定された宛先 UDP ポートで、大量の UDP トラフィックが 1 つ以上のステーションによって送信されていることを示します。 スイッチがこのメッセージを過剰に生成する場合は、ネットワーク アナライザを使用してトラフィックの送信元を識別し、トラフィックのレートを下げます。 UDP トラフィックの送信先はスイッチの CPU であるため、Switched Port Analyzer(SPAN; 交換ポート アナライザ)機能を使用すると、送信元ポートを sc0 に設定できます。 これにより、スーパーバイザに対する内部インターフェイスが分かります。 詳細は、『Catalyst Switched Port Analyzer(SPAN)の設定』を参照してください。 no such port カウンタについては気にする必要はありません。 このカウンタは、存在しないポートに宛てられた UDP パケットを受信した数を示しています。
%IP-3-UDP_BADCKSUM:UDP bad checksum
問題:スイッチで時折、%IP-3-UDP_BADCKSUM:UDP bad checksum syslog メッセージが生成されます。
説明:このエラーが発生したときに表示されるコンソール出力の例を次に示します。
%IP-3-UDP_BADCKSUM:UDP bad checksum
SNMP パケットなどの UDP データグラムでチェックサム エラーが検出された場合、この syslog メッセージが生成されます。 UDP データグラムのヘッダーには、転送中にデータグラムが破損したかどうかを受信ネットワーク デバイスが確認するためのチェックサムが含まれています。 受信されたチェックサムがヘッダー内のチェックサム値と一致しない場合は、データグラムがドロップされているため、エラー メッセージが記録されます。 show netstat udp コマンドを発行して、スイッチがデータグラムでチェックサム エラーを検出した回数を確認します。
Console> (enable) show netstat udp
udp:
0 incomplete headers
0 bad data length fields
0 bad checksums
0 socket overflows
110483 no such ports
Console> (enable)
このメッセージは情報の提供だけを目的としており、ネットワーク デバイスがスイッチに不良パケットを送信した場合に生成されます。 ネットワーク アナライザを使用して、トラフィックの送信元を識別します。 UDP トラフィックの送信先はスイッチの CPU であるため、SPAN 機能を使用すると、送信元ポートを sc0 に設定できます。 これにより、スーパーバイザに対する内部インターフェイスが分かります。 詳細は、『Catalyst Switched Port Analyzer(SPAN)の設定』を参照してください。 no such port カウンタについては気にする必要はありません。 このカウンタは、存在しないポートに宛てられた UDP パケットを受信した数を示しています。
%KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made
問題:スイッチで時折、%KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made syslog メッセージが生成されます。
説明:このエラーが発生したときに表示される syslog 出力の例を次に示します。
%KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made at 0x80056B3C reading 0x81B82F36 %KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made at 0x80056B88 reading 0x81B82F36 %KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made at 0x80056B3C reading 0x81BF1DB6 %KERNEL-5-UNALIGNACCESS:Alignment correction made at 0x80056B88 reading 0x81BF1DB6
この syslog メッセージは、スイッチの CPU が DRAM のデータにアクセスしようとしたときに、アラインメント エラーを検出し、このエラーを訂正したことを示します。 これらのメッセージは情報提供のためだけであり、スイッチに問題があることを示すものではなく、またシステムのパフォーマンスに影響を与えるものでもありません。
このメッセージが過剰に表示される場合(たとえば、syslog サーバのログ ファイルまたはスイッチのコンソールがこのメッセージであふれる場合)は、ソフトウェア リリース群の最新のメンテナンス リリースにスイッチ ソフトウェアをアップグレードします。 または、set logging level kernel 4 default コマンドを発行して、Kernel ファシリティのログ レベルを 4 以下に変更してください。
最新のメンテナンス リリースにアップグレードしても、この syslog メッセージが引き続き発生する場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
%MCAST-4-RX_JNRANGE:IGMP: Rcvd Report in the range
問題:IGMP スヌーピングがイネーブルになっているスイッチで、%MCAST-4-RX_JNRANGE:IGMP: Rcvd Report in the range 01-00-5e-00-00-xx エラー メッセージが表示されます。
説明:このエラーが発生したときに表示される syslog 出力の例を次に示します。
%MCAST-4-RX_JNRANGE:IGMP: Rcvd Report in the range 01-00-5e-00-00-xx
Rcvd Report in the range syslog メッセージは情報提供のためだけであり、01-00-5e-00-00-xx で始まるマルチキャスト MAC アドレスを持つ Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)レポートのパケットがスイッチで受信された場合に発生します。 このレイヤ 2(L2)アドレスの範囲は、224.0.0.0 から 224.0.0.255 の範囲のレイヤ 3(L3)マルチキャスト アドレスに相当します。 このアドレスは、ゲートウェイ ディスカバリやグループ メンバーシップ レポーティングなど、ルーティング プロトコルおよび他の低レベルのトポロジ ディスカバリ プロトコルまたはメンテナンス プロトコルが使用するために予約されています。
この問題のトラブルシューティングを行うには、IGMP メッセージのスニファおよびフィルタなどのパケット キャプチャ ツールを使用します。 また、Catalyst SPAN 機能を使用すると、ネットワーク デバイスからこのメッセージを受信していると予想されるポートからパケットをコピーできます。 このメッセージを抑制するには、set logging level mcast 2 default コマンドを発行して、マルチキャスト メッセージのログ レベルを 2 に変更します。
スパンの送信元ポートとして、show multicast router コマンドで表示されるポートかネットワークのコアへのアップリンク、またはその両方を使用することをお勧めします。 このポートがトランク ポートである場合(show trunk コマンドの発行で確認可能)は、スパンの宛先ポートをトランク ポートとして設定するようにします。
%MCAST-2-IGMP_FALLBACK:IGMP: Running in FALL BACK mode
問題:IGMP スヌーピングがイネーブルになっているスイッチで、%MCAST-2-IGMP_FALLBACK:IGMP: Running in FALL BACK mode エラー メッセージが表示されます。
説明:このエラーが発生したときに表示される syslog 出力の例を次に示します。
%MCAST-2-IGMP_ADDRAL:IGMP: Address Aliasing for 01-00-5e-00-00-01 %MCAST-2-IGMP_FALLBACK:IGMP: Running in FALL BACK mode
この syslog メッセージは、01-00-5e-00-00-xx の範囲のマルチキャスト MAC アドレスに送信されたマルチキャスト トラフィックをスイッチが過剰に受信した場合に生成されます。 この範囲の MAC アドレスは IGMP 制御トラフィック(leave、join、および一般的なクエリーなど)でも使用されるため、IGMP スヌーピングは、この範囲の MAC アドレスへのマルチキャスト ストリームをサポートしていません。 上記の例では、スイッチが MAC 01-00-5e-00-00-01 を宛先とするトラフィックを過剰に受信しています。このメッセージは、プロトコル リダイレクション エスケープ ロジックをディセーブルにしたマルチキャスト データ ストリームを NMP が検出し、次の特別なマルチキャスト アドレスのいずれかにエイリアス設定されたことを示します。
01-00-5e-00-00-01 01-00-5e-00-00-04 01-00-5e-00-00-05 01-00-5e-00-00-06 01-00-5e-00-00-0d
スイッチは、このような高いレートのトラフィックを検出すると、特定の宛先 MAC アドレスのスヌーピング パケットを短期間停止し(これをフォールバック モードと呼びます)、その後スヌーピングを再開します(これを通常モードと呼びます)。 この syslog メッセージは、スイッチがフォールバック モードで動作している場合に生成されます。
この問題を解決するには、スニファを使用してこのトラフィックを送信しているホストを識別し、このタイプのマルチキャスト トラフィックを生成するホストを切り離します。 いずれのアドレスがエイリアス設定されたのかを確認し、このアドレスをマルチキャスト データ フィードに使用しないようにします。
MGMT-5-LOGIN_FAIL:User failed to log in from Console
問題: MGMT-5-LOGIN_FAIL:User failed to log in from Console エラーが生成されます。
説明:このメッセージは、スイッチのコンソール ポートに接続されたターミナル サーバに問題がある可能性を示します。 スイッチのコンソールがターミナル サーバの非同期回線に接続されており、スイッチでソフト リセットを実行した場合は、文字化け(ランダムな文字)が数分間にわたって画面に流れます。 Terminal Access Controller Access Control System(TACACS; ターミナル アクセス コントローラ アクセス コントロール システム)がスイッチでイネーブルになっている場合は、TACACS が文字化けを 1 つ 1 つバッファに入れて処理するため、処理に必要な時間が数分から数日になることがあります。 この問題を回避するには、スイッチが接続されている非同期回線で no exec コマンドを発行します。 no exec コマンドを設定した後でも、バッファがクリアされるまでメッセージが表示され続けます。
%MLS-4-MOVEOVERFLOW:Too many moves, stop MLS for 5 sec
問題:スイッチで散発的または持続的に、%MLS-4-MOVEOVERFLOW:Too many moves, stop MLS for 5 sec syslog メッセージが生成されます。
説明:このエラーが発生したときに表示される syslog 出力の例を次に示します。
%MLS-4-MOVEOVERFLOW:Too many moves, stop MLS for 5 sec(20000000) %MLS-4-RESUMESC:Resume MLS after detecting too many moves %MLS-4-MOVEOVERFLOW:Too many moves, stop MLS for 5 sec(20000000) %MLS-4-RESUMESC:Resume MLS after detecting too many moves
この syslog メッセージは、スイッチが複数のポートで 1 つ以上の MAC アドレスを連続して再学習していることを示します。 たとえば、ネットワークのコアへのアップリンクが 2 つあるアクセス スイッチが、まず一方のアップリンクで、その後すぐにもう一方のアップリンクで特定の MAC アドレスを学習している場合を挙げることができます。
このメッセージが表示される場合は、一時的に L2(スパニングツリー)ループになり、1 つ以上の VLAN でパケット フラッディングが発生している可能性があります。
このメッセージが過剰に表示される場合(たとえば、syslog サーバのログ ファイルまたはスイッチのコンソールがこのメッセージであふれる場合)は、次のような原因が考えられます。
-
永続的な L2(スパニングツリー)ループ
-
1 つ以上のスイッチ ポートの障害
-
ケーブル障害(たとえば、単方向ファイバ リンク)
-
その他のハードウェア障害(メッセージを生成しているスイッチとは限らない)
-
デバイスの設定ミス(たとえば、同じ MAC アドレスを使用して 2 つのスイッチ ポートにトラフィックを送信するトラフィック ジェネレータ)
L2 ループまたはハードウェア障害が存在していないことがわかっており、スイッチで MLS を使用していない場合にこのメッセージを除去するには、set mls disable コマンドを発行して、スイッチの MLS をディセーブルにします。 他の選択肢としては、set logging level mls 3 default コマンドを発行して、MLS ファシリティのログ レベルを 3 以下に修正します。 ただし、これらの解決策は、単に問題を隠すだけです。
set mls disable コマンドを発行した後もこのメッセージが表示されるようであれば、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
%PAGP-5-PORTFROMSTP / %PAGP-5-PORTTOSTP
問題:スイッチで頻繁に、%PAGP-5-PORTFROMSTP と %PAGP-5-PORTTOSTP syslog メッセージが生成されます。
説明:この syslog メッセージが生成された場合のコンソール出力例を次に示します。
%PAGP-5-PORTFROMSTP:Port 3/3 left bridge port 3/3 %PAGP-5-PORTTOSTP:Port 3/3 joined bridge port 3/3
Port Aggregation Protocol(PAgP; ポート集約プロトコル)ロギング ファシリティは、スイッチ間の EtherChannel リンクとネゴシエートする場合に使用するプロトコルである PAgP と関連するイベントをレポートします。 スイッチでは、スイッチ ポートでリンクが失われると、必ず %PAGP-5-PORTFROMSTP syslog メッセージが生成されます。 スイッチでは、スイッチ ポートでリンクが検出されると、必ず %PAGP-5-PORTTOSTP syslog メッセージが生成されます。 これらの syslog は正常な情報メッセージであり、ポートがスパニングツリーから削除または追加されたことを示します。 これらのメッセージを生成する場合、チャネリングがイネーブルになっている必要はありません。
上記の例では、スイッチは、まずポート 3/3 でリンクを失っており(スパニングツリーからポートを削除)、その後ポート上でリンクを再度検出していました(スパニングツリーにポートを再度追加)。
特定のポートでこのメッセージが頻繁に表示される場合は、リンクがフラッピングしている(リンクの喪失と回復が繰り返し行われている)ため、原因を調査する必要があります。 スイッチ ポートでのリンク フラッピングの典型的な原因は、次のとおりです。
-
速度と二重モードのミスマッチ
-
ケーブル障害
-
Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)の障害または他の端末の問題
-
スイッチ ポートの障害
-
その他の設定ミス
この syslog メッセージを抑制するには、set logging level pagp 4 default コマンドを発行して、PAgP ファシリティのログ レベルを 4 以下に修正します(デフォルトの PAgP ログ レベルは 5 です)。
%SPANTREE-3-PORTDEL_FAILNOTFOUND
問題:スイッチで時折、%SPANTREE-3-PORTDEL_FAILNOTFOUND syslog メッセージが生成されます。
説明:このエラーが発生したときに表示される syslog 出力の例を次に示します。
%SPANTREE-3-PORTDEL_FAILNOTFOUND:9/5 in vlan 10 not found (PAgP_Group_Rx)
この syslog メッセージは、PAgP は指定した VLAN のスパニングツリーからポートを削除しようとしたが、この VLAN のスパニングツリー データ構造にはポートが存在しなかったことを示します。 通常は、別のプロセス(たとえば、Dynamic Trunk Protocol(DTP))によって、すでにスパニングツリーからポートが削除されています。
このメッセージには、通常、%PAGP-5-PORTFROMSTP メッセージが伴います。 このメッセージはデバッグ用のメッセージです。このメッセージはスイッチに問題があることを意味しておらず、スイッチング性能には影響ありません。 さらに、これらのメッセージについては、デフォルトの SPANTREE ファシリティ ロギング設定を変更しない限り、ログが記録されることもありません(SPANTREE のデフォルトのログ レベルは 2 です)。
このメッセージが過剰に表示される場合(たとえば、スイッチのコンソールがこのメッセージであふれる場合)は、ソフトウェア リリース群の最新のメンテナンス リリースにスイッチ ソフトウェアをアップグレードします。 ほとんどの場合、より高いソフトウェア リリースを使用すると、このメッセージは抑制されます。
%SYS-3-PORT_ERR:
問題:syslog に次のエラー メッセージが記録されます。
%SYS-3-PORT_ERR:Port 6/20 swBusCRCErrorDrop (241) %SYS-3-PORT_ERR:Port 6/21 swBusCRCErrorDrop (241) %SYS-3-PORT_ERR:Port 6/23 dmaXferLengthErrors (236) %SYS-3-PORT_ERR:Port 6/23 swBusCRCErrorDrop (731)
説明:この syslog メッセージは主に情報の提供を目的としており、CatOS 6.X バージョンに固有のものです。
症状 1: %SYS-3-PORT_ERR:Port 6/20 swBusCRCErrorDrop (241)
フル パケットが Tx パケット バッファに入る前に、スイッチがデータ バスと内部受信 FIFO の間のフル パケットの完全性をチェックしてエラーを検出すると、このカウンタが増加します。 この場合、スイッチは、長さフィールドに対するパケットの長さもチェックしています。 このエラー メッセージは、このモジュールが CRC エラーのあるパケットを検出していることを示します。 このパケットは、送信元の別のデバイスから送信されています。 たとえば、ISL トランクがある場合、スイッチ(ポート)はフル パケットの完全性をチェックしません。 このため、いずれのデバイスで破損したパケットが送信されているのかを調べる必要があります。 このエラーが発生しているポート、およびこのポートのもう一方の端で、速度と二重モードの設定をハードコードすることをお勧めします。
症状 2: %SYS-3-PORT_ERR:Port 6/23 dmaXferLengthErrors (236)
このメッセージは、通常、set errordetection portcounters enable コマンドを発行して、ポート カウンタのエラー検出をイネーブルにしたときに記録されます。 このコマンドは、ネットワークに影響を与えるような問題が存在する場合にだけ使用します。 デフォルトでは、このコマンドはディセーブルになっています。 コードでは、このカウンタがゼロであると規定されていますが、このカウンタが一定のしきい値に到達した場合は、syslog メッセージをオフにします。 加入過多の原因としては、スパニングツリー ループによってポートへの加入が過剰になり、Direct Memory Access(DMA; ダイレクト メモリ アクセス)キューがいっぱいになった可能性があります。 set errordetection portcounters disable コマンドを発行してエラー検出をディセーブルにし、メッセージが表示されなくなるかどうかを確認します。 エラー検出カウンタをディセーブルにした後も依然としてこのメッセージを受信するようであれば、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
%SYS-4-PORT_WARN:
問題:syslog に次のエラー メッセージが記録されます。
2002 Sep 21 11:07:20 %SYS-4-PORT_WARN:Port 5/29 dmaTxFull (0)
dmaRetry (0) dmaLevel2Request (0)
説明:このメッセージは、複数のエラーがポートで発生した場合に表示されます。 dmaTXfull カウンタが増加する場合は、ポートが過負荷になっているか、または衝突が問題の原因となっている可能性があります。 スイッチ ポートおよびワークステーションの NIC で速度と二重モードをハードコードします。 速度と二重モードを auto に設定しないでください。 これにより、ワークステーションのトラフィックに関する問題は 99 % 解決します。 スイッチとワークステーションの間にハブや古いケーブルがある場合は、これらの完全性をテストします。また、重要なワークステーションおよびサーバにインストールされている NIC のファームウェアをアップグレードすることもできます。 これにより、性能に関する数多くの問題が解決します。 NIC に関する既知の問題については、次の文書を参照してください。
このメッセージが依然として表示されるようであれば、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
convert_post_SAC_CiscoMIB:Nvram block [#] unconvertible
問題:スイッチで時折、convert_post_SAC_CiscoMIB: syslog メッセージが生成されます。
説明:このメッセージが表示された場合のコンソール出力例を次に示します。
convert_post_SAC_CiscoMIB:Nvram block 0 unconvertible: ) convert_post_SAC_CiscoMIB:Nvram block 1 unconvertible: ) convert_post_SAC_CiscoMIB:Nvram block 2 unconvertible: )
このコンソール メッセージは、CatOS コードのバージョンをアップグレードまたはダウングレードした場合に生成されます。 また、このメッセージは、別のスイッチで生成されたスイッチ設定をロードするか、または別バージョンのコードのスイッチ設定を使用する場合にも発生する可能性があります。 このメッセージは、スタンバイ スーパーバイザへのフェールオーバーによっても生成されます。
別バージョンのコードには、NVRAM に保管されている変数が含まれています。 スイッチが以前よりも新しいか、または古いバージョンの CatOS で最初にブートすると、以前の設定は、現在のブート イメージが使用可能なバージョンに変換されます。 このプロセスでは、現在の形式では不要または使用不可能な特定のメモリ ブロックは、変換されるのではなく、割り当て解除されます。 この内部機能によって、エラー メッセージが生成されます。
このメッセージは、通常、情報目的でのみ生成されます。 以前の設定と現在の設定を比較して、すべての設定情報が正しく変換されたかどうかを確認する習慣をつけることを推奨します。
コードのアップグレード、設定変更、またはスーパーバイザのフェールオーバーが発生していないときにこのメッセージが表示される場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
EARL-2:LKUPRAM Err / blkcmbParityErrHdlr
問題: show cam コマンドを発行したときに、EARL-2:LKUPRAM Err エラーが生成される。 さらに、show log コマンドを発行したときに、blkcmbParityErrHdlr エラーが NVRAM ログに表示されます。 show cam コマンドを発行すると、スイッチがリセットされる場合があります。
説明:show cam コマンドを発行した場合の syslog メッセージの例を次に示します。
EARL-2:LKUPRAM Err: Addr 3d93d, Data 1000002-0, Cnt 1
show log コマンドを発行した場合の NVRAM ログへの出力例を次に示します。
01. blkcmbParityErrHdlr:LKUPRAM, intr=40, addr x16c61, data 801-0, cnt 1 02. blkcmbParityErrHdlr:LKUPRAM, intr=40, addr x16c61, data 801-0, cnt 2 03. blkcmbParityErrHdlr:LKUPRAM, intr=41, addr x16c61, data 801-0, cnt 3
ソフトウェアが EARL メモリ位置(CAM エントリ)でパリティ エラーを検出すると、このメッセージが NVRAM ログに表示されます。 スイッチのスーパーバイザ エンジンのソフトウェア バージョンによっては、このパリティ エラーが検出されるとスイッチがリセットされる場合があります。
詳細は、Cisco Bug ID CSCdk75035 のリリース ノートを参照してください。 その他の情報については、Software Bug Toolkit
を参照してください(登録ユーザのみ)。
4.5(5) 以前のソフトウェア リリースを実行している場合は、最新の 4.5(x) リリースにアップグレートすることをお勧めします。 ソフトウェアをアップグレードした後もこのメッセージが記録される場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
Earl2:Banff
問題:show log コマンドを発行すると、NVRAM ログに多数の Earl2:Banff エラーが表示されます。
説明:show log コマンドを発行した場合の NVRAM ログへの出力例を次に示します。
01. 6/2/2000,14:23:26: Earl2:Banff (2) pkt d-status=6, stat1=10, stat2=0 02. 6/2/2000,14:23:29: Earl2:Banff (2) MEQ status h=7 t=172 pg=3df 03. 6/2/2000,14:24:25: Earl2:Banff (2) pkt d-status=6, stat1=0, stat2=0 04. 6/2/2000,14:24:28: Earl2:Banff (2) MEQ status h=247 t=2ea pg=3df
Banff チップセットの ASIC の 1 つが動作していないことをソフトウェアが検出すると、このメッセージが NVRAM ログに表示されます。 スーパーバイザ エンジンの Banff チップセット(3 つの Banff ASIC で構成)は、MLS パケットの書き換えを実行する場合に使用します。 Banff ASIC の 1 つが動作していない場合、ソフトウェアは、Banff をリセットしてメッセージを NVRAM ログに記録します。
このメッセージは、リセットが過剰に発生しない限り、問題が発生していることを意味しません。 隠しコマンド show banff-reset を発行すると、チップセットの各 Banff ASIC が前回のリロード以降何回リセットされたかを確認できます。 特定の Banff ASIC のリセット回数が継続して増加する場合は、問題が発生している可能性があります。
次の例は、show Banff-reset コマンドの出力結果を示します。
Console> (enable) show Banff-reset Banff reset counts: ------------------- Banff 1: 1 Banff 2: 2772 Banff 3: 1 Console> (enable)
上記の例は、Banff ASIC 2 が 2772 回リセットされたことを示します。 スイッチで Banff が過剰にリセットされる場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)でサービスリクエストをオープンしてください。
IP MLS か IPX MLS(Banff ASIC なし)、またはその両方を実行することができないスーパーバイザでこのメッセージが表示される場合は、このメッセージを無視する必要があります。 このメッセージは、スイッチには影響ありません。
EARL-3-BADCOLOR: Bad color [vlan_no] read from [hex] for a [chars] entry
問題: EARL-3-BADCOLOR: Bad color [vlan_no] read from [hex] for a [chars] entry エラーが生成されます。
説明:このエラーは、スイッチで設定していない VLAN ID のフレームがあることを示します。 この問題を解決するには、無効な VLAN ID がどのように学習されたかを理解する必要があります。 1 つの方法としては、set length 0 コマンドを発行して、show cam dynamic コマンドの全出力をファイルにキャプチャします。 このファイルに対してソート ユーティリティを実行し、VLAN 番号でソートします。 スイッチで設定していない VLAN 番号 が CAM に存在する場合(show vlan を発行して確認)、それらは疑わしいポートを指しています。 このポートはトランクである可能性があります。この場合は、トランクのもう一方の端を調べる必要があります。 VLAN ID がどのように機能しなくなったかに応じて、ネットワークに対する影響は、無視できるものから重大なものまで(フレームの他の要素に破損が発生した場合)さまざまです。 ネットワーク性能への影響がある場合は、ログ内の他のメッセージをチェックしてトラブルシューティングを行います。 このような場合以外は、このメッセージを無視してください。
Module is not supported
問題:Catalyst 5000 ファミリ スイッチに新しいスイッチング モジュールがインストールされると、Module is not supported エラー メッセージが表示されます。
説明:このエラーが発生した場合のコンソール出力例を次に示します。
Module 6 is not supported (46)
スーパーバイザ エンジンで現在実行中のソフトウェア イメージのバージョンが、挿入されたハードウェアをサポートしていない場合、Module is not supported エラーが発生します。
上記の例では、24 ポートの 10BaseFL イーサネット MT-RJ スイッチング モジュール(WS-X5015-MT)が、ソフトウェア リリース 4.5(1) が実行中の Catalyst 5000 スイッチに挿入されました。 WS-X5015-MT モジュールに最低限必要なソフトウェア リリースは 5.1(1) です。
この問題を回避するには、スーパーバイザ エンジンのソフトウェア バージョンをこのハードウェアがサポートされているソフトウェア リリースにアップグレードします。 『Catalyst 5000 ファミリ リリース ノート』には、各モジュールに最低限必要なソフトウェア バージョンがリストされています。 さらに、Software Advisor
(登録ユーザのみ)を使用すると、特定のハードウェアに最低限必要なソフトウェア バージョンがわかります。
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